↓1日1回クリックおねがいします。
ブログ村ランキング・野菜果樹








去年の6月8日と15日に不調で成長が止まったエリザベスなどに呼び接ぐ形で根接ぎしました。
↑6月半ばでこんな調子だから元気がないことは明白ですね・・・・。
参照↓
6月8日
自根ハイブッシュ系栽培の新たな提案
6月8日15日
根接ぎのオプション


左からジョージアジェム・レガシー・エリザベス
接いだ根はホームベル・ブルシャワーが2本
イメージ 1




切り接ぎなどは結果が出るのが早いけれど呼び接ぎはどちらも根があるから枯れたりしないので付いてるかどうかが分かりません。そのあたりが欠点ではあると思います。(逆に枯れないのが利点でもあるわけですが)


もうじき1年が経とうとしているのでどんな具合になっているか様子を見ることにしました。



チッペワの呼び接ぎ


まずはチッペワにブルーシャワーを呼び接ぎの形で根接ぎしたものです。
例によってメデールが真っ黒です。
イメージ 2





とりあえずビニール紐の上の部分のメデールを取り除きました。
接合部に隙間がなくてブルーシャワーの方からチッペワに緑の組織が伸びているようです。
イメージ 3






期待が持てそうなのでビニール紐をまずは真ん中を外してそこも良い感じだったので最下部も外しました。
イメージ 4






因みに反対側はというとあまり組織が被っていません。こちらの形成層はあまり癒合がうまくいっていないようです。それでも下のほうで少し被っていてその辺りにはビニール紐の食い込みが見られるからおそらく大丈夫だと思います。
イメージ 5





エリザベスの呼び接ぎ


エリザベスは去年の6月は冒頭の写真でも分かるように春先ちょっと葉が出てそれから動きませんでした。
我が家だと一度不調に陥ったノーザンハイブッシュ系ブルーベリーが復活することは殆どありません・・・。
エリザベスは接ぎ木も一つも成功していなかったからこれが駄目だと小さな挿し木だけになってしまうところでした。

昨日の様子です。
葉だけでなく短果枝が活発に出ています。去年の写真と比べても明らかに元気になっています。
イメージ 6




接合部はというと隙間がない程度に組織が繋がっています。
イメージ 7





何とかこれでエリザベスの接ぎ木も確保できました♪
2種根になってどうなるか分かりませんが多分ホームベルの根が頑張ってくれると思います。




結局、この頃作った6本の根接ぎのうちで2本は失敗しています。
(チッペワ/ブルーシャワー、エリザベス/ホームベル、ジョージアジェム/ブルーシャワー、トロ/シャシャンボ、失敗>レガシー/ブルーシャワーミスティー/ブルーシャワー)


2本は↑で紹介したとおりで現在経過観察中のジョージアジェムがあってそれはまだちょっと怖いので接合部は見れません。



他にも同じ頃に作ったトロにシャシャンボを根接ぎしたものもどうやら接合してくれているようです。

書庫の関係で別記事↓です。





失敗したレガシーとミスティーは枯れてしまって救出することは出来ませんでしたが不調ノーザンハイブッシュ系救出の手段として根接ぎは有効であろうことが確認できました。
また、元気な自根ハイブッシュ系品種に根接ぎして接ぎ木のように育てるのも勿論有効だと思います。




呼び接ぎの特性
(この下りは去年の暮れに同じことを書きましたが新しい読者も増えているようなので書き添えておきました)

呼び接ぎの場合は切接ぎのように結果は早くないですが短期的に失敗するような状態でもお互いを長期間に圧を掛けて密着させておくことでカルスの癒合が可能かもしれないと考えています。
ブルーベリーは枝が傷つけられるとカルスが盛り上がって傷口を塞ごうとする生理があります。
例えば↓こんな感じです。

一昨年の秋に失敗した芽接ぎの傷跡
イメージ 8






私の工夫

写真を見てお分かりのように私の場合呼び接ぐ場合は必ず接合部よりも上に1本枝を残します。こうしておくと根として呼び接ぐ木の接合部の上端の枯れこみを防ぐことが出来ます。これがないと接合部より下で枝が出た場合その出た枝から上が枯れこんでしまう場合があります。
こうしておけば必ず枝から下の接合部は生きている状態を保てます。






宜しかったらこちらもご覧ください

ブルーベリーの栽培と育て方のMYHP
BlueBerryNote
ブルーベリーの栽培と育て方の専用ブログ
BlueBerry Note