2007年03月

ラビットアイ系が大分咲き始めているのですが受粉をしてくれる蜂などを見かけていません。
去年は朝でも色々な蜂が来ていたのですが、今年はまだ1匹もみていません。




当初は自然に任せて「受粉しなかったらそれでも良いかな」程度に思っていました。



うちにはビックリグミもありまして、グミの結実にはジベレリンが欠かせないということで
先日ジベレリンを買っておいたのですが
ふとそれに目が留まって、「こいつでもかけてやろう」と思い立ち早速散布しました。



自家受粉しないビックリグミには100ppmということなので
ブルーベリーにも同じ濃さでかけることとしました。



ジベレリン液剤40ml(カインズホームで700円ちょっとでした)
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この液を50倍に薄めると100ppmです。








スポイトで1ccとってそれを50ccの液にたらして
使い終わった住まいの洗剤の容器に入れてスプレーです。
家庭での使用なのでほんの少量でもできる液剤は便利だと思いました。
この程度で使っていればなら40回散布できます。




散布したのは
ブルージェム・ブルーシャワー・ガーデンブルー・ティフブルー・シャープブルー
サウスランド・デライトあたりです。



種がザラつくと不評なブルーシャワーなどがどうなるか少し楽しみです。

今年の接ぎ木の締めくくりとしてシャシャンボを台木とする接ぎ木、やってみました。



右側の苗を台木にしました。
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こんな感じです。
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宮城大学の國武研での報告ではノーザンハイブッシュ系品種の活着率は50~100%で
2ヵ月後の活着率はホームベルやティフブルーよりも
高とい報告もあるので経過が楽しみです。








台木を切った時に出た枝は挿し木しました。
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用土は鹿沼土をふるって細かいものだけを集めたものです。
(微塵は取り除いてあります)

最近は日が長くなって朝も早くから明るくなりました。

朝6時に起きてブルーベリーや果樹、菜園を一回りして見ています。


最近の楽しみの一つは接ぎ木のブルーベリーでどれが発芽しているかを見て回ることです。
今日はオニールとアーリーブルーの接ぎ木が芽を出していました。
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ビニールポットとプラ鉢の1年生くらいの台木です。


ついでに最近は台木からも芽が頻繁に出るようになってきて
こちらを取り除きながら見ています。





タイトルの挿し木の勉強ですが
もう休眠挿しは終わってしまって今更な感じですが
しばらくすると緑枝挿しもあるし、シャシャンボの挿し木(ブルーベリーの接木の台木に利用)
もするつもりなので改めて挿し木の勉強です。


今回のテキストは
岐阜大学・福井教授の「挿し木の基本」です。
(特にブルーベリー専用というわけではありません)





「おやっ」っと思ったことや興味深かった点だけ書き上げます。



カルスの形成と発根は無関係。
(過度のカルス形成は禁物)



水に浸漬しなくても良い(水揚げしない)※例外あり



挿し穂を採取する場合には、晴天が続いた日を選ぶ
(詳しくは分かりませんが、光合成を活発にしていたときの方が
養分とかが沢山蓄えられているからじゃないかと思います)
これは緑枝挿しの場合だと思います。


1次成長が盛んに行われない挿し穂(休眠挿しなどは発芽してない枝で)を選ぶ
(一次での葉の成長は挿し穂のエネルギーを多大に消費するのでエネルギーが
根の成長まで回らなくなる可能性があるため)



挿し穂の調整の際に、2節以上の挿し穂を用いる場合には、
切口は節の少し下とすると発根率が高まる。



親木の施肥は、窒素過多とせず、特にリン酸とカリウムを多めに与える。
(葉の成長よりも根の成長を促すため)
確かに野菜でも燐酸が多すぎると葉ボケと言って
葉ばかり茂って実や根が充実しないとかあります。










地温を高く維持する(25℃以上とはしない)




感想
1次成長はむしろ控えめなくらいがいいとのことですが
私は逆だと思っていました。

挿し穂を取る親木の管理にまでは考えが及びませんでした。





他にも色々詳しく解説されているので興味がある方はリンクをご覧ください。
「挿し木の基本」

ラビットアイ系は花が咲き始めたものが多くなっています。


一輪でも開花が確認できた品種

ウッダード、クライマックス、ブライトブルー、ブライトウェル、ホームベル、フェスティバル
ティフブルー、ブルーシャワー、サウスランド、メンデイト、デライト、ガーデンブルー
ブルージェム


まだ咲いていない品種

プレミア、パウダーブルー、エッセル、ベッキーブルー、グロリア、マル、ウィトゥ
バルドウィン、タカへ、ラヒ、オースチン、ノビリス


晩生の品種が花の咲くのも遅いことが窺われます。


最近になって蕾が膨らんで咲いたブライトウェルとガーデンブルーの花は純白で
これぞブルーベリーの花という感じになったきました。



ブライトウェル
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ガーデンブルー
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それに比べて早くに蕾が膨らんで寒さで待ちぼうけをくらった
フェスティバルの花などはピンクといっても決して綺麗なピンクではないから
鑑賞性は損なわれてしまいました。





フェスティバル
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デライト
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ブルーシャワー
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ブルージェム
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昨日の雨でノーザンハイブッシュ系がいくつか動きがありました。


動きがあったのはランコーカス、デキシー、ハーバート、ブルーレイで
依然として動きがないのはチッペワ、トロ、デューク、ダローを残すのみとなりまた。


3月初旬から再開した接ぎ木も最初の頃に接いだレカ2本、リベール、パールリバーあたりが
しっかりした芽を出しています。
こちらも楽しみになってきました。
(パールリバーは接いで三日目くらいに接いだ部分がずれているのに気がついて
直した経緯もあって心配していたのですが無事発芽してくれました)

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